2023年台風2号で越谷市内最大規模の浸水被害を受けた地区。床上浸水を経験した住宅の外壁下部劣化と、火災保険「水災」を活用した修繕費用の回収方法を詳しく解説します。
登戸町は越谷市の西部に位置し、中川と元荒川の合流域に近い低湿地帯です。2023年6月2〜3日の台風2号による記録的豪雨(市内最大24時間260.5mm)では、登戸町周辺で越谷市内最多規模の床上浸水が発生しました。越谷市が激甚災害指定を受けた災害で、当エリアの多くの住宅が床上50〜100cm以上の浸水被害を受けています。
浸水後に外壁を適切に点検・修繕していない住宅では、外壁下部のサイディングへの水分浸透が継続し、塗膜の膨れ・剥がれ・カビ繁殖が進行しています。また床上浸水を経験した場合、基礎のひび割れから水分が壁体内部に侵入し続けているケースも多く、単なる外壁の再塗装では根本的な解決にならないことがあります。浸水後の外壁工事は「修繕」ではなく「リセット」という意識で取り組む必要があります。
| 工事内容 | 費用目安(30坪) | 登戸町での注意点 |
|---|---|---|
| 外壁含水率測定・基礎クラック確認 | 1〜3万円 | 浸水後物件では省略不可。保険申請の根拠にもなる |
| 外壁下部サイディング張替え | 10〜30万円 | 変形・吸水膨張の激しい部位は塗装でなく張替えを |
| 外壁塗装(耐水フッ素) | 50〜68万円 | 再浸水対策に耐水性の高いフッ素が必須 |
| バイオ洗浄(菌糸除去) | 3〜5万円 | 浸水後の建物は通常の洗浄では不十分 |
| 火災保険申請サポート | 自分で申請無料 | 保険会社に直接申請。代行業者への依頼は不正リスクあり |